初回の説明なので、若干短めの記事です。
このブログを書き進めるにあたって、まず書いておくべき必須事項があります。
それは私が働いていた職場が、
正規のラブホテルではなかった、ということです。
私の元勤務先は俗に言うと、レジャーホテル、ブティックホテル、ファッションホテル、ハッピーホテルなど。上記に分類される『法律上はラブホテルではないが、事実上ラブホテル』という宿泊施設でした。
そもそも、ラブホテルとは?
Wikiから引用させて頂くと
『ラブホテルとは、主にカップルのセックスに適した設備を持つ部屋を、短時間(休憩)もしくは宿泊で利用できる施設。』とありますが、
実はこれだけでは、法的にラブホテルとは定義されません。
ラブホテルは風営法において、営業形態に決まりがあります。
施設全体の設備や、各部屋の設備が規定に該当する場合は
『営業開始届出書』を警察署に提出することが必須条件です。
ラブホテルの経営には、風営法による規制が付き物!
その規制内容たるや、詳細に正確さを重んじて書かなきゃ! と頑張ってしまうと
それだけで頭が痛くなるので、端的にかいつまむとこうなります。
- 官公庁施設、学校、図書館や児童福祉施設等の周囲200メートル区域内で営業NG
- 看板や広告物は制限あり
- 18歳未満の者の採用、立ち入りの禁止
- 警察職員の立ち入り、調査必須
などなど。ラブホテルとしての認可を法的に得るには、
届け出を提出の上、事細かな営業規定に沿わなくてはいけません。
つまり「我々はメイクラブなホテルです、やらしいセクロス部屋提供施設です」と
堂々と主張してしまうと、
お前等のような公序良俗に違反するいかがわしい日陰者共は、健全な社会に悪影響を及ぼすに決まっているから、自由に経営させる訳にはいかないぞ、この犯罪者予備軍の製造施設め、という規制をかけられてしまうんですね。
(めちゃくちゃに言い方が悪いですが、要約するとそういうことだと思います)
そうはいっても、私の元勤め先もまた、
短時間休憩を主としたサービスを行なっており、宿泊も可能でした。
フロントは全面曇りガラスに覆われており、
ガラス下部に開けられた小さな穴から、部屋料金のやり取りや接客等を行ないます。
お客様と直接に顔を合わせる機会は、ほぼなし。
客室内装はどぎつい具合にポップで、間違った方向にゴージャスで、えげつないラブリー路線でした。
エントランスには、レンタルのコスチューム。
客室の枕元には、これ見よがしなコンドームとローション。
イベントシーズンともなれば調子をこいて、
マムシの精力ドリンクやミニバイブ、手錠などを配布します。
これでもか! ここがいいのか! こういうのが好きなんでしょ!
と言わんばかりに、うさん臭いエロスに満ち満ちている勤務先でしたが、
飽くまでも、ラブホテルではありませんでした。頭がおかしいとしか思えない。
おわりに
私が働いていたのは、飽くまでもビジネスホテルとしての形式を保つことで、
口うるさい規制の網からすり抜け、便宜上円滑な経営方針を取っていた模様でした。
ラブホテルとしての届け出を行なっていないものの、
サービスは丸っきりラブホテル、というグレーゾーンなホテル。
違法ではない。事実、保健所の方達の出入りもあり、施設内はチェック済み。
営業を行なっていく上での審査は通っている模様でした。
違法ではない、とのことですが、だがしかし。
まるで盗作をオマージュと言い張るクリエイターのようです。
見苦しい抵抗はやめろ、このヤリ部屋!
という訳で。色々書きましたが、私個人としては当ブログ上で、
便宜上『ラブホテル』という定義名を多用します。
何故って、その方がわかりやすいし説明の必要がないからです。ごめんなさい。
もしも、きちんと届け出を出している純18禁ラブホテルでの勤務経験談や、
仕事内容、職務環境などを知りたい方がいらっしゃったら、
当ブログの記事内容は、微妙に主旨のズレがある可能性があります。
そっ閉じするか、参考情報程度に読み流すことをオススメします。
当ブログで書かれているのは、
ビジネスホテル(レジャーホテル)での勤務経験談です。
そんなこんなで、以上。今日書きたかったのは、
(ほぼ愚痴ですが)元勤務先ホテルの裏事情と前置きについて、でした。
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