夏と言えばスイカらしいですが、胃腸の弱い僕は腹を下すので食べません。
味は好きですけど、どちらかというとメロン派です。
僕のことはともかくとして、高温多湿の暑さは昔から日本人をおおいに苦しめたようで、クーラーのない時代は「こうなったら音で涼むしかない」と正気とは思えない手段が取られたそうです。
そう「風鈴」です。
隣の部屋の風鈴がうるさくて寝れない
昨年の夏、管理室に届いたクレームです。
まだ梅雨明け前でしたが、とある部屋(=仮にA号室とします)の住人さんがベランダに風鈴を吊るしました。
僕が仕事をしている日中も絶えずリンリンリンリン鳴っていて、素直に「うるせえなあ」と感じていました。教養の欠片もないので。
A号室の住人さん夜は中にしまってくれるなんて気のきいたことはしなかったみたいで、翌朝、隣の部屋のBさんからクレームとなりました。
Bさん「A号室の風鈴がうるさくて寝れない…」
「涼しげな音」とはいっても、風吹く度に鳴りますからね。
マンションだと部屋と部屋がどうしても近いですし。
ベランダは間取り的にだいたい寝室かリビングと繋がってます。
Bさんからしてみれば、寝ている間ずっと頭上でガラスをカンカン叩かれ続けるのと大差ないわけです。
お怒りも当然。
管理人としての対処
基本的に、管理人は「お掃除屋さん」なので、住人さんの生活には立ち入ることできません。
風鈴について「うるせえなあ」と気づいてはいたものの、クレームがない限り動く必要はないです。悪質な騒音などの不正は別ですけど。
管理人が積極的に動きすぎると「監視している」と住人さんがとらえてしまうことがあるためです。
クレームがあった場合、住人さんから管理会社に連絡するように伝えます。
Bさんが、A号室に直接クレームを入れるのはトラブルに発展しかねないので、管理会社を経由した方が安全です。
管理会社に電話すれば対応してくれます。
ぶっちゃけ管理人に言っても意味ないです。
気の利かない管理人の場合、「あらまあ大変ですね」で終わります。
一応、管理人側も「こんなことがあった」と会社の方に報告さえすれば、それ以上のことは何もできません。
間違ってもやっていけないのは、管理人がA号室にクレームを言いに行くことです。
古い考えの管理人は張り切ってA号室にクレームを言いに行ってしまうのですが、そのやり方は原始人なので現代人として慎ましく仕事しましょう。
おわりに
幸い、次の日には風鈴はなくなっていました。
風鈴の風流な音を「騒音」としか感じない現代人も悲しいですが、「風鈴の音って聞いてると涼しくなるよね?」って同調圧力をかけられるのもそれはまた首を傾げる話です。
部屋の中でもエアコンや扇風機で風は発生するので、室内で風鈴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
そんなの元も子もないじゃないかとかそういうクレームは受け付けておりません。
コメント
スマホとかパソコンとか無い人なら仕方ないけど、今はYouTubeとかにそういう音を集めた動画とかあるから教えてあげたい。集合住宅とかに住む場合は周りの事も考えて欲しいねぇ。